◆米男子プロゴルフツアー メモリアル・トーナメント 最終日(9日、米オハイオ州ミュアフィールドビレッジGC=7569ヤード、パー72)
最終ラウンドが行われ、22位から出た松山英樹(LEXUS)は4バーディー、2ボギーの70で回り、通算1アンダーの8位で大会を終えた。トップ10フィニッシュながら「うーんという感じ」と思うようなショットが打てていないこともあり、納得はしていない表情で振り返った。
この日は2番で第2打がグリーン左手前のバンカーに。残り19ヤードの第3打は3メートル近くショートしたが、見事にねじ込みパーセーブした。「あのパットが入ってくれたおかげで、そのあとも良いパットが入ってくれた」と大きな一打となった。
その後は5番で伸ばし、バーディー先行。8番パー3では、ピン手前にバウンドしたボールが勢いよくカップに当たり、50センチにピタリとつけた。4つ伸ばし迎えた15番パー5では、3オン3パットでボギー。17番でもバンカーショットが寄らず、終盤に2つ落として4日間を終えた。
次週はメジャー、全米オープン(13日開幕、ノースカロライナ州パインハースト・リゾート)に出場する。「大変な思いをすると思うが、良いプレーができるように頑張りたい」と意気込んだ。同会場で開催された2014年大会は8オーバーで35位だった。10年前の今大会で米ツアー初勝利を飾った松山。その後米国で積み重ねた勝利数はアジア勢最多の「9」となった。10年を経て強さを増した松山が、パインハーストで真価を発揮する。