14日に女子ゴルフのメジャー第4戦、エビアン選手権(フランス)で日本人4人目となるメジャー優勝を達成した古江彩佳(24)=富士通=が16日、羽田空港に帰国した。報道陣、一般客を含め約100人の出迎えに笑顔で応え「最近まで弱いところがあったが、今回のメジャーは気持ちを強く持っていられた」と勝因を語り、「まずは1試合ずつ頑張って、今年の2勝目を目指したい」と決意を新たにした。
帰りの機内ではサプライズで「おめでとう」と英字で書かれたプレートが用意されたという。憧れの元世界ランク1位、宮里藍さんがメジャーとなる前に2度勝った大会を制し「一緒のところで優勝できたのがうれしい」。LINEの祝福は200件を超え「まだ返しきれていないので、焦っている」とうれしい悲鳴も上げた。
今後は3週間のオフを日本で過ごし、8月15日から英国で2戦する。パリ五輪代表は逃したが自身の世界ランクは21位から日本勢最上位の8位に浮上。「次は(勝ったことがない)米国(開催)でも優勝できたら。(周囲の)期待度も上がり、重圧もかかるが、自分を信じながら頑張りたい」と夢は広がる。秋には日本女子オープンなどに出場する意向を示した。リフレッシュ期間を挟み、メジャー覇者として今後の戦いに臨む。(岩原 正幸)