上田桃子、60度目挑戦のメジャー初Vへ 「毎日アンダーパーで。それができたら笑って帰れる」


練習ラウンドでグリーン周りのアプローチをチェックする上田桃子(カメラ・今西 淳)

練習ラウンドでグリーン周りのアプローチをチェックする上田桃子(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本女子オープン 指定練習日(25日、茨城・大利根CC西C=6845ヤード、パー72)

 節目となる国内メジャー出場60戦目での初制覇を目指す上田桃子(ZOZO)が公式会見に臨んだ。

 第一声は「60回かあって感じです」。日本女子オープンは2006年以降、今回で18回目の出場。20年3位、21年2位で昨年が8位と好成績を収めている。現状について「メジャーにしっかり自分の調子を上げられるように準備していて、いろいろ試しながらここまできた。ある程度捨てる作業はできて、やることがシンプルになっている感じはする。高い集中力で回れるくらい、頭はクリアな感じになってきた」と分析した。

 今大会の全長6845ヤードは、ツアー史上最長(パー72)。「実際より長く感じる」とし、「ロングアイアンの(握る)ホールがほとんどなので、簡単なホールは一ホールもない。ティーショットのプレッシャーもあるというのは最近の中でも最も難しく感じるコース」と印象を話した。

 その上で「多分終わったらアンダーパーが10人いないのでは」と難しさを予想し、「個人的には毎日アンダーパーで終わることを目標にしたい。毎日3つ(3アンダー)を目標にして何とかアンダーパーくらいになるだろうという感じなので」と語った。

 キーポイントに「ダボを打たないこと」と強調。「“ラフ・トゥ・ラフ”になりやすい」と警戒心を強めながら、「ラフもすごく長い。徹底していいところから打つのを心がけたい」とした。

 60度目のメジャーで悲願の頂点へ、目標を問われ「やっぱり優勝を目指して。毎年この大会で勝つにはというのを考えて準備している。一番高いところというか、優勝が一番の目標」と力を込めた。38歳のベテランは「長いホールでどうマネジメントを組み立てていくかも含めて、自分が経験したことは、いい引き出しとして使える」と攻略を見据えた。「毎日頑張ってアンダーパーで回って、それができたら笑って帰れるだろうなと思います」とうなずいた。

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