原英莉花「調子というより気持ちで戦いたい」…26日開幕・日本女子オープン 史上4人目の大会連覇へ


大会連覇を狙う原英莉花は、自身の写真ボードの脇で意気込んだ(カメラ・今西 淳)

大会連覇を狙う原英莉花は、自身の写真ボードの脇で意気込んだ(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本女子オープン 指定練習日(25日、茨城・大利根CC西C=6845ヤード、パー72)

 2020、23年大会覇者の原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が公式会見に臨んだ。

 樋口久子、畑岡奈紗、勝みなみに続く4人目の連覇、そして樋口、ト阿玉(台湾)、畑岡に続くこちらも4人目の大会3勝(以上)がかかる今大会。「優勝したい気持ちは強いが、何よりもタイトルが大きなものなので、調子というより気持ちで戦いたい」と言葉に力を込めた。

 コースの印象を「ショートアイアンで狙っていけるホールはほとんどなく、ミドルアイアン、ロングアイアンになる。セカンドショットの精度もそうですし、ティーショットを絶対にフェアウェーに置きたい」と分析。気になるホールに上がり3ホールを挙げ「難しいホールになると思うので注意したい」とした。

 24日夜には会場で行われた歴代優勝者が集うチャンピオンズ・ディナーに出席。「すごく緊張した」と振り返るが「まさか自分が乾杯のあいさつをさせていただけるなんて」と大役を任され驚いた。「今年はJGA(日本ゴルフ協会)さんの100周年ということで、大会の盛り上げ役になれるように頑張りたい」とあいさつしたという。

 福井・芦原GC海Cで行われた昨年は、菊地絵理香との優勝争いを制し、逃げ切りで大会2勝目。師匠の尾崎将司には今年の初め、「いついい成績を出してくれるんだ」と言われたそうで「今年(今シーズン)頑張ります」と返したという。だが、今年はトップ10が5回で優勝がなく、「春先から優勝目指して頑張ってきたが、ここまで勝ちもないし、いい争いもできていない。ジャンボさんに会わせる顔もないという感じですが…」と苦笑いで自己分析。それでも「ここで優勝争いをして優勝できたとしたら、ジャンボさんに胸を張って、またあいさつできると思うので頑張りたい」と誓った。

 通算5勝中3勝がメジャーと大舞台に強い原は「予選ラウンドを上位で通過して、得意なツーサム(決勝ラウンドの2人一組)の戦いで力を発揮できるように」と、攻略を見据えていた。

最新のカテゴリー記事