平田憲聖「思い出の地」愛知でツアー史上初の月間4勝へ 「いい感じに集中できている」


プロアマ戦で調整する平田憲聖(カメラ・谷口 健二)

プロアマ戦で調整する平田憲聖(カメラ・谷口 健二)

◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック プロアマ戦(25日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)

 前週のパナソニックオープン(兵庫)で今季4勝目を挙げた平田憲聖(エレコム)が最終調整した。今週も優勝を果たせば、1973年のツアー制施行後初の月間4勝を達成する。快挙のプレッシャーがかかるが、「何も考えず、いい感じに集中できている」と普段と変わらずポーカーフェースを貫いた。

 地元・関西での初優勝に普段以上の反響があったという。お祝いはなかったが、「いつも優勝するとたくさんの方にメッセージをいただくんですけど、今回は特に多かった。返すのに時間がかかった」。2打差を追う展開で迎えた最終日。これまでは逃げ切りVが多く、普段とは違う疲労感があったと振り返った。「精神面が疲れていたが、今は回復して通常のメンタルになっている」と話した。試合後には大阪の自宅に戻り、愛犬2匹から癒やされたという。

 2021年には愛知CCで行われた日本学生選手権で蝉川泰果、杉浦悠太らを振り切り優勝。その権利で同年の予選会がサードステージから出場可能に。「思い出の地だし、愛知県は結構好き。優勝したところは縁があると思う」と感慨深い思いがあるという。今季2度目の2週連続優勝なら、さらに中嶋常幸(1983、86年)、尾崎将司(88年)以来、36年ぶりとなる。さらに23歳308日での年間5勝は史上最年少記録。ゆかりの県で記録ラッシュを目指す。

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