ドライビングコンテストで優勝し、笑顔でボードを掲げる松山茉生（カメラ・谷口 健二）
◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック 第３日（２８日、愛知・三好ＣＣ西Ｃ＝７３００ヤード、パー７１）
第３ラウンド終了後にドライビングコンテストが開催され、アマチュアの松山茉生（まお、福井工大福井高１年）が３４９・６ヤードで優勝した。今年の日本アマを史上最年少の１５歳３４４日で制した勢いのまま、ツアー屈指の飛ばし屋たちを抑え、賞金５０万円を獲得した。「うれしいのひと言。学校のみんなに自慢できる」と表彰式ではあどけない笑顔を見せた。
試合では使用していないダンロップの未発表のドライバーを握り、普段以上のフルスイング。１球目はラフにつかまったが、２球目でフェアウェーを捉え、ビッグドライブを見せた。後ろにはツアー平均飛距離１位の河本力、昨年優勝の幡地隆寛を残しており、心の中では「ミスれと思っていた」と話し、会場の笑いを誘った。
ギャラリーはもちろん、プロも驚く飛距離は「小さいときから気持ちよく振ること」を意識しているという。１８２センチ、９０キロの恵まれた体格を生かし、「元々、飛距離には自信がある」。この日のラウンドでは１２番パー５でイーグルを奪うなど、６８をマーク。ベストアマ獲得がかかる最終日へは「スコア気にせず攻めまくって、伸ばすことだけ考えて思い切っていきたい」と意気込んだ。