吉田優利、今季最高の2位で収穫「今年の初めから比べたら、すごくいいゴルフができた」 


15番、バーディーを狙う吉田優利(カメラ・堺 恒志)

15番、バーディーを狙う吉田優利(カメラ・堺 恒志)

◆女子プロゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディス 最終日(27日、埼玉・武蔵丘GC=6650ヤード、パー72)

 首位と3打差の3位から出た吉田優利(エプソン)は6バーディー、1ボギーの67で回り、通算14アンダーで今季最高の2位に入った。「いいショット、いいパットができた。すごいいゴルフだった」と納得の表情で振り返った。

 この日は4番で2・5メートルを沈めてバーディー先行。5番で落としたが、7番で3メートルを沈め、8番で2・5メートル、9番で2メートルのチャンスをものにし、3連続バーディーとした。後半は耐える展開が続いたが、16番でバーディーを奪った。2打差で迎えた18番パー5。グリーン右手前から残り38ヤードの第3打でイーグルを狙った。会心の一打はわずかにピンの奥で止まったが、“お先”のバーディーで、自身の今季日本ツアー最終戦を締めくくった。「惜しかったですね。スーッと行ってくれて、いいバーディーだった」と逆転はならなかったものの、晴れやかな表情でコースを後にした。

 主戦場とする米ツアーでは14試合に出場も、予選通過6試合と苦しいシーズンとなっている。現在、ポイントランクは132位と、80位以内のシード獲得の危機に立たされている。今大会期間は「今年の初めから比べたら、すごくいいゴルフができた。こういうゴルフを続けていたら、いつか勝てると思いましたし、いい3日間だった」とうなずいた。今後は米ツアー、ロッテ選手権(11月6~9日、米ハワイ州)に出場する。「(米国の)フィールドに食らいつけていけるように、練習の質と効率を上げていかないと」と巻き返しへ向けた課題を口にした。

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