杉浦悠太が6位で米ツアー次戦権利獲得 「行きたい気持ちはある」も「賞金王も…」


18番をナイスパーセーブして同組選手と握手を交わす杉浦悠太(カメラ・今西 淳)

18番をナイスパーセーブして同組選手と握手を交わす杉浦悠太(カメラ・今西 淳)

◆米男子プロゴルフツアー ZOZOチャンピオンシップ 最終日(27日、千葉・アコーディア習志野CC=7079ヤード、パー70)

 16位で出た杉浦悠太(フリー)が6バーディー、ボギーなしの64をマークし、通算13アンダーで日本勢最上位の6位に入った。初めての米ツアーで大健闘。「ショットもパットも良かった。すごく自信になる」と23歳は笑顔を見せた。

 最終18番パー5。左林からの第2打を左隣の9番の左ラフに出した。ちょうど松山英樹が9番をプレー中。松山組の3人がセカンドショットを打ち終えるまで、左ラフで待機した。「ギャラリーの数がすごかった。やっぱすごいなって。僕も一瞬ギャラリーになっていました、ロープ内で」と笑った。第3打を9番アイアンでグリーン右ラフまで運び、パーをセーブした。

 右肘を痛め、8月から1か月日本ツアーを欠場した。肘の曲げ伸ばしができず、私生活にも支障をきたしたほどだった。9月末のバンテリン東海クラシックで復帰。「今回こういう結果が出たので、また戻ってこられたというか。いい状態になれたのかなと思う」。昨年アマチュアで制したダンロップフェニックス(11月14~17日、宮崎・フェニックスカントリークラブ)を含む、高額賞金が続くシーズン終盤に間に合わせた。

 トップ10に入ったことで米ツアー次戦のワールドワイドテクノロジー選手権(11月7~10日、メキシコ)の出場資格を得たが、日本ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズとかぶる。「行きたい気持ちはある。自分で手に入れた権利だし、せっかくのチャンス」としながら、悩める胸中を明かした。現在賞金ランキングはトップの平田憲聖と約4700万円差の6位につけている。「今季の目標は賞金王でやってきた。その目標は達成したいし、まだ可能性はあるので、よく考えて決めたい」と語った。

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