来季米ツアー参戦の星野陸也 母校でスナッグゴルフ交流「今年は今までのゴルフ人生で一番耐えた年」


子供たちの前でスイングを披露する星野陸也(写真・岩原 正幸)

子供たちの前でスイングを披露する星野陸也(写真・岩原 正幸)

 男子ゴルフで欧州ツアー1勝で来季から米ツアーに本格参戦する星野陸也(興和)が5日、自身が小学4年まで在籍した茨城・笠間市の北川根小学校で訪問授業を行った。4~6年生児童約130人とスナッグゴルフで交流し、「夢を持とう」をテーマに経験談などを語った。

 2月のカタールマスターズでの初優勝以降は、春に肺の気胸で7~8試合を離脱。11月の最終戦(UAE・ドバイ)で28位に入り年間ポイント16位を決め、有資格者を除く上位10人に与えられる来季米ツアー切符を得た。「今年は今までのゴルフ人生で一番耐えた年だった」と振り返った。

 「米国も1月からすぐ始まるので、この12月の1か月の過ごし方が大事。今日みたいに(子供たちから)パワーをもらえてより一層、来年から良い結果残せるように。欧州の経験を生かして、コツコツやっていきたい」と語った。

 25年の初戦はソニー・オープン(1月9日開幕、米ハワイ州)を予定している。「まずは環境にしっかり慣れたり、目の前の目標をクリアしていき、シードをしっかり取りたい。周りのスコアの流れであったり、PGAツアーの攻め時など、一試合一試合研究しながらやっていきたい」と地に足をつけて戦う。生徒たちに「夢はたくさんあっていい。僕は中学の先生から言われた『3C』(チャンス、チャレンジ、チェンジ)が心に残っている。失敗を恐れずにチャンスが来たら挑戦して、そうすることで変われる」と熱く語った。世界で戦う28歳は「米国で優勝できるように頑張ります」と誓いを立てた。

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