オンラインカジノ問題 男子ゴルフは「社員総会で注意喚起」「出た場合は処分する」 JGTO副会長が方針


日本ゴルフツアー機構の理事会後に取材対応した倉本昌弘副会長(カメラ・星野浩司)

日本ゴルフツアー機構の理事会後に取材対応した倉本昌弘副会長(カメラ・星野浩司)

 日本ゴルフツアー機構(JGTO)の倉本昌弘副会長が4日、都内で理事会後に取材に応じ、オンラインカジノの違法性について「31日の社員総会で注意喚起する」と明かした。

 芸能界、野球界でも利用者が明らかになったオンラインカジノ。プロ野球界ではオリックス・山岡泰輔投手の利用が発覚したことを受け、日本野球機構が12球団の所属選手、監督、コーチ、スタッフらに向けて調査を要請し、新たに7球団14人の利用が判明した経緯がある。

 倉本副会長はゴルフ界の対応について、「野球界やサッカー界と若干違うのは、我々と(選手の間に)雇用関係がない。各自が各自で注意をしてもらうしかない。逆に、そういうものが出た場合には、それなりの処分を我々がするだけ。チームでも何でもないので、他のスポーツ団体とは違うと思う」と話した。

 JGTOでは毎年1回、警視庁の担当者を招いてコンプライアンス研修を行うセミナー「ツアーメンバーガイダンス」を行っており、今年は2月に実施した。

 オンラインカジノは、スマートフォンやパソコンなどを通じてオンライン上でゲームを行い、その結果に対して現金や暗号資産、電子マネーなどを賭ける。サイトの多くは海外で運営され、その国では合法であっても日本国内からアクセスして賭博行為を行うことは違法。最近では、お笑いコンビ「令和ロマン」の高比良くるまなどお笑い芸人がプレーしていたことが明らかになり、芸能活動を自粛している。

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