
練習グリーンで調整する桑木志帆(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー開幕戦 ダイキンオーキッドレディス 指定練習日(4日、沖縄・琉球GC=6610ヤード、パー72)
昨季3勝の桑木志帆(大和ハウス工業)が10番から9ホールを回って調整した。今年の目標は「世界ランクを上げたい。全米女子(オープン)と全英(女子オープン)に出たい」と海外メジャー挑戦へ意欲を見せた。現在の世界ランクは65位。全米は今月24日と5月19日時点で75位以内、全英は6月30日時点で50位なら出場可能となる。
オフはタイで合宿を実施。同学年の岩井明愛(あきえ)、千怜(ちさと)姉妹とともにラウンド。2人で13勝を挙げる姉妹を間近で見て「全てにおいて2人はうまい。飛距離も出るし、トレーニングも一緒にやって体力がすごい。練習とトレーニングに対する取り組み方が一流」と大きな刺激を受けた。自身は体幹を中心に体作りにを行い、ドライバーの飛距離は3ヤード伸びたと話した。
クラブの面ではアイアンを8年ぶりに新調。「すごく思うように打てるようになって、球のねじれが少なくなった」ことが決め手になったという。前週は台湾で行われた試合に出場して11位。例年はスロースターターだが、「台湾で1戦終わったので、試合勘は取り戻せた。去年より気負ってここには来てないので今年は楽に回れるかも」と声を弾ませた。
今季最も大きな目標には米ツアーの予選会突破を掲げる。かねて海外志向が強く、「ほとんど決まり」と受験の意志は固い。日本ツアーでは年間女王候補にも名前が挙がるが、「あまり取りたい気持ちはない。今は年間女王よりかは、目の前の試合に集中して、1つ取りたい」と優勝を積み重ねていく。