
ジュニア向けイベントに登場した石川遼
男子ゴルフの石川遼(カシオ)が8日、神奈川・平塚市の湘南銀河大橋ゴルフで行われた「アプローチ検定ホールお披露イベント」に参加した。
同学年のプロコーチ伊澤秀憲が監修し、独自のアプローチ検定用として新設されたホールで開催。男子プロのと大澤優、女子ゴルフ都玲華とともに、ジュニアゴルファーと交流した。激しい雪や風が吹く中で行われたアプローチ対決では、ピンそばに寄せたジュニア3人に対し、石川はグリーンをオーバーして“完敗”する場面も。最後はプロによるデモンストレーションを披露するなど、約3時間楽しんだ。
石川は、伊澤のYouTubeチャンネル「アンダーパーゴルフ倶楽部」に出演したことがある縁で参加。「ジュニア時代は難しい状況で(アプローチ)勝負するのが大好きだった。自分たちを見てるような気持ちだった。僕らが少年の頃に感じていた、難しいものを楽しむことが受け継がれてるなと思った」とかみしめた。
この日は、2年ぶりに投入したロフト60度のウェッジを使用。数年前から伊澤にアプローチ技術について相談しており、今オフから58度を抜いて取り入れた。スイングや球種の幅を広げることにトライしており、「だいぶ世界が変わってきた。アプローチは重要なので、高いレベルを年間通して保てるようにするのは目標。さらに上を目指さなきゃだめだとすごく感じる」と話した。
伊澤は幼少期からアプローチ検定ホールの構想を持ち、昨年から同ゴルフ場のホールを改修して完成させた。今後は「初級・中級・上級」など新たな検定を作る構想があり、「(柔道の)黒帯みたいに、(検定証を)バッグにつけられたら、ジュニアも一般ゴルファーの方も面白いんじゃないかなと思う。遅くても年内にはやりたい」と語った。