
男子下部ツアーの会見に出席した(左から)倉本昌弘JGTO副会長、田積毅ACN副会長、堀川未来夢(カメラ・富張萌黄)
日本ゴルフツアー機構(JGTO)は19日、都内で会見を行い、今季男子下部ツアーの名称が「ACNツアー」に決定したと発表した。同社との契約期間や費用は非公表。倉本昌弘JGTO副会長は「ACNさんは男子ツアーを応援していただいている企業。レギュラーツアーに向かって、ACNツアーを選手たちが戦っていくことは意義のあること。我々にとっては非常に大切なツアー。いい選手を輩出する使命を担っていきたい」とネーミングライツ決定に喜びの声を上げた。
同社とスポンサー契約を結ぶツアー4勝の堀川未来夢も会見に出席。「下部ツアーを充実させることで、男子ツアーのレベルの底上げになる。ACNツアーになったことで選手のモチベーションも上がっている。今年度も楽しみ」と期待を寄せた。
今季から下部ツアーはポイント制が導入される。公平公正な競争による選手の最大限のパフォーマンスを引き出すことによる魅力向上が目的。優勝ポイントは540ポイント(最終戦のみ1・5倍)で争われることが発表された。賞金は31位以下の選手は一律の金額が支給される。さらに、今季からレギュラーツアーのシード選手もオープンウィークに限り、最大5人まで出場が可能に。これに対し堀川は「すごく楽しみ。(シード選手に)出場枠があることで、下部ツアーが盛り上がったらうれしい。レギュラーと下部で密にやりとりができれば」とコメントした。
また、下部ツアーは今季2試合の追加も発表された。8月6~8日に住地チャレンジトーナメント(栃木・セブンハンドレッドC)、9月10~12日にケーダッシュセカンドチャレンジカップ(茨城・サザンヤードCC)の開催が決まり、今季は13試合の開催となった。さらに、最終戦(10月22~24日、茨城・取手国際GC東C)はディライトワークスJGTOファイナルに名称が変更となり、賞金総額は500万円増額の2000万円となった。今季の下部ツアーはJGTOの公式YouTubeチャンネルで中継される。