
青木香奈子
◆女子プロゴルフツアー KKT杯バンテリンレディス(18~20日、熊本・熊本空港CC=6565ヤード、パー72)
プロ1年目の青木香奈子(マイナビ)は17日、プロアマ戦後に取材に応じ、「今週は絶対に予選を通りたい」と目標を語った。
前週の富士フイルム・スタジオアリス女子オープン(埼玉)は、第2日に1バーディー、4ボギー、2ダブルボギーで79と大崩れ。プロ3戦目で初の予選落ちとなった。
課題は同大会の初日が32、第2日が38に上ったパットにある。25歳ルーキーは「パターがいまいち打てなくて、すごいムズムズしてた。ラインに乗っててもショートが続いて、無理に打って、先週の2日目に大爆発した」と言う。
パッティングコーチの指導を受け、原因は「ヒール目に打っていた」と判明した。「真剣になるほど(球に)近づいてしまうので、上から客観的に見る感じで、あまり真剣になりすぎないように。いい意味でおおまかに、適当に構えること」と自分に言い聞かせるように語った。
先週は予選落ちした後、米マスターズの最終日をテレビ観戦。初優勝を飾り、生涯グランドスラムを達成したロリー・マキロイ(英国)の雄姿に「マジでかっこいいっすね! 最後、プレーオフでセカンドショットをあそこ(ピンそば1メートル)に打ち切るメンタルもすごい」と刺激を受けた。自身のネイルは深緑の「カーキ色」に染まっている。「先週はマスターズカラー、今週はバンテリンカラーになった。今週まで取っておこうかなと」と笑う。
今大会は、隣県の地元・宮崎から家族や友人が応援に来る予定。前週は同じルーキーの中村心(ヤマエグループHD)が堂々の2位に入っただけに「今年は同期の活躍がめざましい。心ちゃんにすごい勇気をもらったので、負けないように頑張りたい」。ルーキー一番乗りVを見据える言葉に力が込もった。(星野 浩司)