
2014年、長嶋茂雄大会名誉会長から優勝トロフィーを贈られ笑顔の石川遼
巨人の長嶋茂雄終身名誉監督=報知新聞社客員=が3日午前6時39分、肺炎のため都内の病院で死去した。89歳だった。読売新聞社が発表した。スポーツ界にも悲しみの声が広がった。
長嶋さんの名前が冠された日本男子プロゴルフツアーで2勝を挙げた石川遼(33)=カシオ=は追悼のコメントを発表した。
「長嶋茂雄様逝去の報に接し心からお悔やみ申し上げます。
セガサミーカップの時に何回か長嶋さんとお会いできる機会がありました。
自分がゴルフをしながら、野球界の大スターとお会いできる機会に恵まれたこと、そして長嶋さんから力強い握手とともに激励のお言葉をいただいたことは私にとって一生の宝です。
ご冥福をお祈りいたします。」
競泳男子平泳ぎで五輪2大会連続2冠の北島康介氏は、長嶋さんに向けて自身のインスタグラムで「心よりご冥福をお祈りいたします」とつづった。
北島氏は「現役時代にお会いして感動したの今でも覚えています」とし、長嶋さんとのツーショットの写真を添えた。長嶋さんは2016年、北島氏が引退パーティーを行った際、ビデオメッセージを送るなど交流があった。
大相撲の新横綱・大の里(二所ノ関)は、3日の茨城・阿見町での稽古後に報道陣から訃報を知らされ「え?」と絶句。00年生まれで、01年に巨人監督を退任した長嶋さんのことに詳しいわけではないが「同じ石川出身の松井秀喜選手と国民栄誉賞をもらっていた」ことは鮮明に覚えていた。
大の野球ファンでもあり、「伝説的で歴史に残る方。悲しいですね」としんみりと話した。