
18番ティーショットを放つ川崎春花
◆女子プロゴルフツアー ヨネックスレディス第1日(6日、新潟・ヨネックスCC=6339ヤード、パー72)
今季7戦目の川崎春花(22)=村田製作所=が5バーディー、ボギーなしの67で回り、首位と2打差の2位と好発進した。キャディーとの不倫問題で日本女子プロゴルフ協会から5月20日に厳重注意などの処分を受けた川崎は序盤の5試合を欠場。その後も6戦中4戦で予選落ちと苦しんでいたが、復調の兆しを見せた。宮田成華(なるは、27)=日立建機日本=が65で首位スタート。
人気女子プロが暗いトンネルから抜けつつある。14番パー3。ピンは左奥に切られ、実測値は181ヤード。川崎が6アイアンでキレのいいショットを放った。「(ピンまで)5メートルですけど、しっかり振って、いいドローボールを打てました」。パーのスコア以上に手応えを感じた。
今季、自身最高の67をマークして2位発進。「ノーボギーで回れたことが良かった。ショットが気持ち悪かったですが、今週、感触が良くなりました。しっかり振ることを意識しました」と前向きに話した。
シーズン開幕直前、キャディーの栗永遼氏(30)との不倫が報じられ、序盤の5戦を欠場。4月に復帰したが、5月に協会から厳重注意などの処分を受け、直近6戦で4戦が予選落ちと低迷していた。
欠場中はゴルフから遠ざかっていたというが、「最近はしっかり練習できています」と話す。前日も遅くまで練習グリーンに残り、ボールを転がし続けていた。
22年にメジャーの日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯で初優勝。通算5勝を誇る。昨年8月以来の6勝目が狙える位置だが「明日(7日)も一日、頑張りたい」と静かに、かつ強い意思を持って話した。(竹内 達朗)