
大岩龍一
◆男子プロゴルフツアー プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品 第1日(26日、栃木・西那須野CC=6956ヤード、パー71)
第1ラウンドは激しい雷雨によるコースコンディション不良のため、半数の78人が競技を終えられず、サスペンデッドとなった。
ツアー初優勝を目指す大岩龍一(フリー)は9バーディー、2ボギーの64で回り、7アンダーで暫定首位に立った。
自身最多に並ぶ6連続バーディーをマークした。前半の14番から次々にショットをピン脇1~2メートルに寄せ、6ホール目の1番パー4の第2打は右の林から大きなスライスをかけて1・5メートルにつけ「スーパーショットだった」と自画自賛した。
開幕前の3月、首都高速道路を自動車で走行していると後ろから追突された。その時に負った背中の痛みを抱えながらプレーしてきたが、「治療で良くなってきて、今は痛くない。かなり順調に治ってきた」と言う。
3週前のメジャー、BMW日本ツアー選手権森ビル杯は今季初の予選落ちを喫した。「精神的にもうゴルフをやりたくなくなったので、一回やめてみました。韓国はドタキャンしました。体が痛くて、うまく動かせないからスイングが良くならなかった」。翌週のハナ銀行招待は欠場し、2週間の休養でリフレッシュした。
自身3週間ぶりの大会で好スタートを切り「休んでたわりには、ああいう(良い)ショットもできるのかと。ゴルフって分かんないなと思った。良かった点? 強いて言えば、自分にあまり期待してなかったことかな」と笑った。「体のコンディションは前半戦の序盤より結構いいと思う」。プロ7年目の初優勝に向けて、大岩の状態は良好だ。