
石川遼
◆男子プロゴルフツアー プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品 第2日(27日、栃木・西那須野CC=6956ヤード、パー71)
第2ラウンド(R)が行われ、128位から出た昨年覇者の石川遼(カシオ)は5バーディー、3ボギーの69で回り、通算1アンダーで終えた。ホールアウト時点では予選通過ラインに3打届かず、94位とした。
この日は、第1日に降雨のためサスペンデットとなった影響で完了できなかった第1Rの8番から再開。72の1オーバーで128位とし、第2Rに入った。前半の11番パー5でバーディーを奪ったが、12、13番で連続ボギー。後半の出だしで1つ落としたが、2番でバウンスバックに成功し、4番、6番、最終9番でバーディーを決めた。
石川は「スコアが出ない内容ではあったけど、それは自分では受け止めきれている」と心境を明かし、「微妙なことでスコアは出なくなる。調子も良くはなかったかもしれないけど、悪くはなかった。フェアウェーからショートアイアンで打てる機会は何回もあったけど、2日間の中で最初の27ホールはチャンスになかなかつけられなかったし、つけてもいいパットを打てなかった。こういう時もあるととらえるしかない」と話した。
スコアは低調だった一方で、「自分的には収穫があって、やりたいことができてるし、こういう期間はすごく大事だなと思う」と明かした。「ミドルパットとかでここに打ちたいところに打てる確率をまず上げていきたい。でも、自分の中でアグレッシブさを失うことが一番良くないと思うので、そこはできている。実はというか、収穫はあって、けっこう良かった」と振り返った。
国内ツアーの次戦は7月31日開幕のリシャール・ミル・チャリティー(石川・能登CC)で、1か月以上の調整期間がある。次戦に向けて「スイングの面、攻め方や細かいアプローチやバンカー、パットでのところで気づきはある。少ない材料にはなるけど、その中に次に生かせることはたくさんある。これからかなと思う」と前を向いた。