
18番、パーパットを決めてガッツポーズする和田貴
◆第14回報知シニアアマゴルフ選手権 第1日 (8日、兵庫・三木ゴルフ倶楽部、参加130人)
初出場の和田貴之(60)=桜の宮GC=が、3バーディー、4ボギーの73で回り、首位と1打差の2位に付けた。ふだんは営業マンという“有休20日ゴルファー”が初優勝を狙う。雷鳴で33分の中断を挟む中で、連覇を狙う小松﨑博(59)=第11、13回大会覇者=は、3バーディー、3ボギーのイーブンパーで単独首位発進した。
雷雨や風に耐え、和田が初Vへ好スタートを切った。「出だしは風が強かった」と1番でボギーをたたいたが、4、6番でバーディー。「ここのグリーンスピードは苦手。期待しなかったけど、上出来です」と、2011年の埼玉社会人アマゴルフ選手権以来、14年ぶりの優勝を射程圏に捉えた。
還暦を迎えたが、普段は会社の営業部で働くサラリーマン。「なかなか大会には出られない。僕は有休20日(でやりくりする)ゴルファーだからね」と爽やかに笑った。同組の3人も上位に入るハイレベルなゴルフを繰り広げ、「本当はティーショットの調子が悪くて、80くらい出そうだった。組み合わせで73が出せた(笑)」と食らいついた結果が、2位につながった。
60歳の節目で、初出場初優勝が視野に入った。「(優勝を)狙うよりかは地道に。また、緊張して回れそう。それもいいかな(笑)」と和田。報知アマの常連が、シニアでも名を残す。(森脇 瑠香)
ジョナサン・オオタ(昨年3位入賞は出だしの1、2番を連続バーディー。首位と3打差)「タフなコースだけど、いいスタートを切れた。雷が怖かったかな」
雛鶴秋四郎(2年ぶりVへ、首位と4打差につける)「前半頑張ったけど、雷の中断でスコアが伸びなかった。修業が必要だね」
ブレンダン・コップ(ハワイアマの優秀選手で推薦出場。首位と2打差で4位)「風があってドライバーがよくなかったけど、ラッキーだった。明日、70だったら優勝もあるかな」
【主催】報知新聞社
【後援】公益財団法人日本ゴルフ協会、一般社団法人関西ゴルフ連盟、兵庫県ゴルフ連盟、三木市ゴルフ協会、読売新聞社、読売テレビ
【協賛】住友ゴム工業(ダンロップ)、朝日ゴルフ(イーグルビジョン)、エムエーキャスト(ハニーグリップ)、イオンスポーツ、三木ゴルフ俱楽部