
2025報知ジュニアゴルフ中高生大会で優勝した(左から)中学生女子の部・安藤絹、高校生女子の部・近藤愛、高校生男子の部・石井健梧、中学生男子の部・髙浦維吹(カメラ・杉山 彰一)
「2025報知ジュニアゴルフ中高生大会」は1日、東京よみうりCCで中学、高校の男女4部門が行われた(中学、高校男子=6475ヤード、中学、高校女子=6013ヤード、いずれもパー71、参加149人)。高校男子はこの日ベストスコアの4アンダー、67で回った石井健梧(埼玉栄高3年)が優勝。同女子は近藤愛(印旛明誠高1年)が2オーバーの73、中学男子は髙浦維吹(袖ケ浦市立昭和中3年)が2アンダーの69、同女子は安藤絹(静岡市立安東中3年)が1オーバーの72で制した。
主催 報知新聞社
後援 関東高等学校・中学校ゴルフ連盟
協賛 写光レンタル販売、住友ゴム工業(ダンロップ)
協力 東京よみうりカントリークラブ
【高校男子】石井が出場選手最少の67をマークして初優勝を飾った。出だしの10番でイーグル。「いい流れに乗って」前半で4アンダーとスコアを伸ばした。7月の埼玉県選手権を制した実力者。平均飛距離290ヤードのドライバーに加え、アイアンの好調さも維持した。埼玉栄高からは今回19人が出場。「みんなに勝ちたいと思っていたのでよかった。日本ジュニア(選手権、20~22日・霞ケ関CC西C)も上位で戦えるように」と笑顔を見せた。
【高校女子】中学の部で出場した昨年に続く2度目の舞台で、近藤が自身初のタイトルを獲得した。73で3人が並び、カウントバックで頂点に。時折、風雨が強まる場面もあり「目標にしたのは72、73。この天候の中で目標を達成することができたのはよかった」と我慢しながらスコアをまとめた。自己ベストは69。「ベスト更新を目指し、プロテストに向けて頑張っていきたいです」と将来へのプランも明確に示した。
【中学男子】部門唯一の60台をマークした髙浦が、見事に優勝。「パットがもっと入っていれば、もっといいスコアが出せたのに」と負けず嫌いな一面をのぞかせた。先週の関東ジュニアゴルフ選手権・男子12~14歳の部(7月23~25日、信州伊那国際GC白樺C)でも頂点に立った。波に乗っている実力者は、「将来はプロになりたい。松山英樹選手を応援している」と目を輝かせていた。
【中学女子】1オーバー72で安藤が初制覇。「このスコアで優勝できてビックリ」と謙そん気味に振り返った。慣れない高麗グリーンに手こずり、「自分でも分かっていたけど打ち切れなかった」と反省。安定したドライバーショットとアプローチを武器に何とか粘った。次の目標は「日本ジュニアで優勝すること」。勢いに乗ってビッグタイトルに挑戦する。