徳永歩 今季2人目のルーキーVへ全集中 「開始5分で泣いた」 大好き鬼滅を力に1差4位発進


4番ティーショットを放つ徳永歩。初日5アンダー4位の好スタートを切った(カメラ・今西 淳)

4番ティーショットを放つ徳永歩。初日5アンダー4位の好スタートを切った(カメラ・今西 淳)

◇女子プロゴルフツアー NEC軽井沢72 第1日(15日、長野・軽井沢72G北C=6625ヤード、パー72)

 第1ラウンドが行われ、ルーキーの徳永歩(センコーグループHD)が6バーディー、1ボギーの5アンダー67で回り、トップと1打差の4位スタートを決めた。

 「ショットがまあまあ良くて、パットがめちゃ入ってくれた」と笑みがこぼれた。前半の12番パー3で第1打をピンそば80センチにつけてバーディーを先行させると、パー5の16番で3メートルを沈めるなど、スコアを伸ばしていった。

 直近7戦で6度の予選落ちと苦しんだ要因がパットだった。今週はパターをマレット型からピン型に変更し、握りを自身初のクローグリップに変えたことが奏功した。「やってみたら意外と良かった。いい感じで打てた。自分で打ちに行かなくてもヘッドが出てくれて球が伸びてくれる」

 2週前のオープンウィークは8年ぶりに映画館に足を運び、漫画全巻を持っているほど大ファンの「劇場版『鬼滅の刃』無限城編 第一章 猗窩座再来」を鑑賞してリフレッシュ。「開始5分で泣いた」と興奮気味に明かした。蛇柱の伊黒小芭内が推しで「普段ネチネチしているのに、甘露寺蜜璃ちゃんへの愛が深いところが好き」と語った。

 7月の資生堂・JALレディースでは予選落ちした2日目の夜に、熱中症が原因とみられるじんましんで救急車で運ばれた。「めっちゃかゆくて、息もできなかった」ほど。慣れないツアー生活を全力で戦っている。6月のニチレイレディスを制した入谷響に続くルーキー2人目の優勝へ好発進。「私も早く勝ちたい」と目線を上げた。

最新のカテゴリー記事