
通算13アンダーで2位に終わった寺岡沙弥香(カメラ・今西 淳)
◆女子プロゴルフツアー NEC軽井沢72 最終日(17日、長野・軽井沢72G北C=6625ヤード、パー72)
首位で出たルーキーの寺岡沙弥香(フリー)は5バーディー、2ボギーの69で回って通算13アンダーで、同じくトップからスタートし68をマークした柏原明日架(富士通)に1打及ばず2位だった。
最終18番で沈めれば柏原に並びプレーオフに持ち込めた3メートル弱のバーディーパットは惜しくもカップ右へ。「1打届かなくて残念な気持ちと、ステップツアーをあわせて最終日最終組は3度目だけど、初めて崩れずにちゃんと伸ばせたことはよかった。8対2くらいで悔しいの方が大きいけど、よかったなと思う」と振り返った。
前日16日の第2ラウンド後、今大会は「アホなふり」大作戦を決行中であることを明かしていた。失敗を引きずらず「なんでミスしたのか、わかりませ~ん!」の思考で気持ちを切り替えてきた。最終日は10、11番の連続バーディーで単独首位に躍り出たが、終盤スコアを伸ばすことができなかった。「最後の方は考えすぎてしまった。もうちょっとアホになりきれたら…」と反省した。
後半戦に弾みをつけるツアー自己ベストフィニッシュになった。「また優勝争いを楽しめるように頑張っていきたい。こういう感じのゴルフをしたら優勝できるんだなっていうのを、自分の感覚とか柏原さんのプレーを見て分かった」。ルーキーVへ、また一歩近づいた。