
18番、佐久間朱莉は笑顔でホールアウトする(カメラ・岩川 晋也)
◆女子プロゴルフツアー 住友生命レディス東海クラシック プロアマ戦(18日、愛知・新南愛知CC美浜C=6600ヤード、パー72)
今季3勝を挙げメルセデスランキングトップを走る佐久間朱莉(大東建託)は、開幕前日のプロアマ戦で18ホールをラウンド。「1か月前ぐらいはあまり良くなくて、何をやっても『不満だなあ』っていう感じだったけど、ここ2試合ぐらい、だんだんと上向きになってきてくれている。最近は試合が楽しみだなと思うようになったので、良くなってきていると思う」と現状を語った。
ドライバーショットで右に行くミスが続き、それを警戒して球を捕まえすぎて左に行くという悩める時期を過ごした。「バラバラな感じだったけど、今は曲がっても違和感なくしっかり振り切れている」と復調の手応えを感じている。今大会は昨年まで2年連続で予選落ちを喫しているだけに、「初日からいい滑り出しができるように頑張りたい」と気合を入れた。
今季唯一の複数回優勝を達成。4勝目、5勝目と積み上げていきたいところだ。「ランキングはまだ全然どうなるか分からないポイントなので、一つでも勝って抜け出せたら」と初の年間女王へ逃げ切りを狙う。「やっぱり取りたいという思いは強い。残り試合もだんだん減ってきていることで意識している部分もある。自分自身でそこまでプレッシャーをかけ過ぎずに、一つの試合を大切に、いつも通りの準備をして大会に臨んでいきたい」。重圧と向き合いながら、最終戦まで駆け抜ける。