菅楓華 初の最終日最終組から1年「成長感じている」 昨年の悔しさ晴らし初優勝へ


10番、笑顔の菅楓華(カメラ・岩川 晋也)

10番、笑顔の菅楓華(カメラ・岩川 晋也)

 女子プロゴルフツアーの住友生命レディス東海クラシックは19日から3日間、愛知・新南愛知CC美浜C6600ヤード、パー72)で行われる。プロ2年目の菅楓華(20)=ニトリ=は18日、プロアマ戦後に取材に応じ「だいぶショットが良くなってきている。本当に楽しみなので頑張りたい」と笑顔を見せた。

 昨年は単独首位でスタートしたが、最終日に75と苦しみ8位だった。「初めて最終日日最終組で回った大会で、すごく思い出がある」と1年前を思い返した。実力者の岩井明愛、山下美夢有と同組だった。「回る人がすごすぎて、気持ちが下がっていた部分があった。そういうところは今は違うと思う。成長していると自分でも感じているので、今週は楽しみ」と繰り返した。

 ホステスプロとして臨んだ3週前のニトリレディスは「ダメなところが全部出てしまって予選通過も必死だった」。なんとか週末を迎え、結果は59位だった。翌週は静養に充て、宮崎に帰郷。心身をリセットした。アドレスで体が左に傾いていた点を修正したところ復調。「自分の持ち球のドローがしっかり出るようになった」と手応えをつかんだ。

 今季は開幕から2試合続けて2位に入るなど、24戦を終えてトップ10は11回。夏以降は大会を通じて納得いくラウンドがそろう機会が少なくもあった。「なかなか上位争いができなかったり、優勝争いをできないところでどんどん気持ちが下がっていっていた。ゴルフをあまり楽しめていない部分があったけど、もう少し楽しめたら、もっとスコアにつながってくると思う」。この1年の成長を示し、悲願の初優勝へ向かう。(高木 恵)

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