
練習場で調整する金谷拓実(カメラ・堺 恒志)
◆米男子プロゴルフツアー ベイカレント・クラシック・レクサス プロアマ戦(8日、神奈川・横浜CC=7315ヤード、パー71)
秋季シリーズで来季シード争いの真っただ中にいる金谷拓実(SOMPOひまわり生命)は、21位だった前週のサンダーソンファームズ選手権(ミシシッピ州)を終えて7日早朝に帰国したばかり。時差ぼけや疲労について問われると「自分が好きでやっていることなので関係ない。今週プレーすることを楽しみに来たので、自分らしく頑張りたい」と頼もしく言った。
7日は午後から9ホールをプレー。開幕前日のこの日は、メンバーに入っていなかったプロアマ戦開始前の午前5時台にスタートし、9ホールを回った。同8時に一度会場を離れ、ホテルに戻り体を休めた。「疲れていたので2~3時間寝ていた。リカバリーも大事なので」。昼過ぎに再びコースに姿を見せると、2時間超みっちり最終調整にあてた。
昨年の日本ツアー、横浜ミナトチャンピオンシップ(7位)以来となる横浜CCの印象について「コースコンディションは本当に素晴らしくてグリーンのコンディションもいい。16、17、18の上がり3ホールはすごく難しくてチャンレジングなホールになっている。プレーするのが楽しみ」と語った。
100位までに来季のシードが付与されるポイントレースは現在135位につけている。今大会を含む残り5試合での圏内突入を目指している。「この試合は自分にとってシード権がかかっている試合の一つ。でも気負い過ぎずに、いつもと同じような気持ちでプレーできたらいいなと思う」
この2か月近くで主戦場の米国と日本を3往復。その間、国内ツアーANAオープンでの優勝もあった。「日本のPGAツアーは、たくさんのファンが来てくれる。応援してくれると力になるので、そのなかで自分らしいプレーを続けたい」。大勢のギャラリーの歓声を浴びながら、金谷拓実のプレーを貫く。