
プロアマ戦で調整した渋野日向子(カメラ・今西 淳)
◆国内女子プロゴルフツアー 富士通レディース プロアマ戦(16日、千葉・東急セブンハンドレッドC=6697ヤード、パー72)
2週連続で国内ツアーに出場する渋野日向子(サントリー)が16日、プロアマ戦後に取材に応じ、今大会への意気込みを語った。
前週のスタンレーレディスホンダは予選落ち。「短いパットもかなり外したのですごくショックだったけど、しっかり切り替えてここにきた」と前向きに語った。今大会は3位に入った21年大会以来、4年ぶりの出場。今週は、不調が続くパッティングを修正し「信じて打つこと。予選を通りたい」と力を込めた。
渋野の一問一答は以下の通り。
◆渋野に聞く
―今大会は4年ぶり出場
「あんまり記憶はないです。でも、4年前はいい位置で戦えていたと思うので、頑張りたい」
―ラフも長い
「しっかり伸びている感じがあるので、難しいなと思った」
―自身の状態は
「先週悔しい2日目だったので、短いパットもかなり外したのですごくショックだったけど、しっかり切り替えてここにきた」
―パットの修正
「けっこう修正点がある。なるべく手で操作しないようにしたい」
―ずっと気になっていた部分か
「今までパターを変えたり、いろいろやってたけど、自分の気をつけるポイントが明確になった。ちょっと先が見えるような感じです」
―切り替えるために取り組んだことは
「パターの勉強をしに行きました。今まで型にとらわれないというか、自分の感性でやってきた中で、いろいろ話を重ねていく中で、科学的なものが必要だと思うとなった。そこは勉強しにいかないとなと思った。(今週の)火曜日に福岡のスタジオに行って、3時間くらいやった。5年くらい前に行ったことがあって、久しぶりだった」
―新たな発見は
「発見ばかりで言葉にできないけど、私は手を使う動作が多すぎた。当たり前のことだけど、体を使って大きい筋肉で打つことです」
―数字やデータで示されるとしっくりくるか
「ス~っと『はい! 分かりました!』って感じです。数字はあれだけど、自分がこういうミスが多いとかを細かく話し、ボールとの距離とかですね」
―構えから変わるか
「構えから変えたいと思ってます。気にするポイントは構えもある」
―良かった時に近づくのか、新しい形か
「良かった時とは違う。新しい感じかな。良かった時は5~6年前を言うのかなと思うけど、確かに数字的には良かったかもしれないけど、とても感性でやってた。いろんな練習方法をやってたけど、また違う感じかな」
―現状を打破したい思いか
「全くその通りです。悩みに悩んで悩みまくってるので、変えたいし、変わりたいし、逃げたくない。ちょっとでもキッカケをもらえると」
―今週の目標は
「信じて打つこと。予選を通りたいです」
―パットは楽しみか
「すごい楽しみです。楽しみにやっていかないと、頭が地面に沈みそうになっちゃうので、そこを何とか頑張ってみんなに引っ張ってもらってる」
―前週は同じ1998年度生まれの「黄金世代」の河本結が優勝した
「本当にゆいぴーって調子が悪い時もあったけど、そこからはい上がって戻ってきた選手。めちゃくちゃ強いと思う。これからも引っ張っていってくれると思うし、でも着いていきたい。比べちゃだめだけど、理想としたい。はい上がってきてる選手だから、私も頑張りたい」