
10番、グリーン脇のラフからアプローチショットを放つ渋野日向子 (カメラ・馬場 秀則)
◆女子プロゴルフツアー 延田グループ・マスターズGCレディース 第1日(23日、兵庫・マスターズGC=6562ヤード、パー72)
第1ラウンドが行われ、渋野日向子(サントリー)は4バーディー、3ボギーの1アンダー71でホールアウトした。以下、主な一問一答。
―今日のラウンドの自己評価は。
「8番のボギーがめっちゃ腹立った。サードが92ヤードで50度で打って、左に行ってしまって。カラーからパターで打って、1メートルちょっとぐらいが残って、それを外してしまった。難しいラインにつけてしまったので非常に悔しい8番だった」
―それまではパッティングはしっかりオーバーめに打っていた。
「打ち切れていたとこもあったと思うし、『あっ』てやつもあったし、すごくもったいないパッドもあった。3パッドもして。でもショットでバーディーを取れたっていうのが多かった。チップインがあったりとか、ラッキーもあったりしたけど、もうちょっとやっぱりスコアも出したかった。風もある中で難しかったけど、ショットが先週に比べたらすごくマシになっていたので、そこの部分でなんとかこのスコアで回れたのかなと」
―ボギー直後の前半12番パー5ではお先のバーディー。
「11番が悔しい3パッドだったので。次、パー5だったし、取れてよかった」
―昨日ゴルフの内容が日替わりだと言っていた。今日の18ホールで少しずつ固まってきているような手応えは。
「ショットに関しては、先週に比べたらもう全然マシになっていた感じはする。まだドライバーもぶれていたり、変な当たりもあったりするけど、アゲンストに対して強いボールが打てているところも何個かあったので」
―14番のグリーン上で3人が大きなリアクションをしていのは虫? 葉っぱ?
「虫。大量のムカデの小さいバージョンがいた。まじ、夢に出てきそうです。みんなで『夢に出てくるぞこれ』って。ほんまにやばかった。初めての体験だったからビックリした」
―家族も岡山から応援に。
「やっぱりもっと頑張りたかったなって思うし、逆にパワーになった部分もあった。家族が来るのはアメリカではなかなかないことなので、いいところを見せたいなと思いつつも、冷静にしたいなとも思いつつ、でも、あんまり気になってない(笑)」
―昨日プロアマを回った原辰徳さんが、渋野日向子の明るさはスポーツ選手にとって必要なことだと。
「ありがたいです。でも、明るさだけで結果がついてこない(笑)。明るさっていうか、いい方向に行くように。やっぱり今年は沈んじゃってしまうことが多かったので。でも、それを思い出させてくれるのが日本ツアーなので。楽しんでやることの大切さもそうですし、昨日、原監督も言っていたんですけど『自分が望んでプロゴルファーになったわけだから、苦しい時期もあるけど、やっぱりそこでどれだけ耐えるか、次へ進むか』。そういう言葉を言われていたので」
―改めて昨日の夜、今朝に思い返したり。
「思うところはすごいあった。へこたれている場合じゃないなと。やっぱり監督もされていたので、技術的なことももちろん、そういう精神的なことだったり、大切なことを私たちよりも知っているはずだから、心にズンとくる言葉を言っていただいた」
―今日のアンダーパーは明日につながりそうか。
「まだたくさん直すところはあるし、伸びしろしかないアンダーだったので。まず初日をアンダーで回れてよかったと思うけど、すごく悔しい部分もたくさんあるので、しっかり楽しみながらも前向きに頑張りたい」