
長崎大星(大会提供)
◆男子ゴルフ アジア太平洋アマチュア選手権 最終日(26日、ドバイ・エミレーツGC=7289ヤード、パー72)
世界アマチュアランク135位の16歳、長崎大星(勇志国際高1年)が単独首位で出て4バーディー、6ボギーの74と落とし、通算15アンダーで並んだフィファ・ラオパクディー(タイ)とのプレーオフ(PO)3ホール目で敗れた。
第3日に65をマークし、2位に5打差の単独トップで出た長崎は、9番パー4の第2打を池に打ち込むなど前半だけで4ボギーと大苦戦。15番で短いパーパットを外し、ラオパクディーに並ばれ、直後の16番で7メートル、17番で1・5メートルを沈めたが、1打リードで迎えた最終18番パー5で1・5メートルのパットを外し、POに突入した。
ともに2ホール連続でバーディーを決め、18番で行われたPO3ホール目。長崎は左ラフから第3打のアプローチを寄せ切れず、ラオパクディーにグリーン手前ラフから第3打を約50センチに寄せてバーディーを決められた。長崎は「3日目が良かっただけに、本当に悔しいです。今日は序盤から本当に悔しいゴルフが続いていて、本当に悔しいです」と涙を流した。
日本勢では10、11年大会で連覇した松山英樹(LEXUS)、18年大会覇者の金谷拓実(SOMPOひまわり生命)、21年大会覇者の中島啓太(フリー)を抜く最年少、4人目の優勝はならなかった。
また、日本勢で最年少となる16歳6か月で迎える来年4月の海外メジャー、マスターズ出場権獲得まであと一歩に迫ったが、わずかな差で逃した。
◆長崎 大星(ながさき・たいせい)2009年10月4日、宮崎県出身。16歳。祖父と父の影響で2歳でゴルフを始める。日章学園中3年時の24年日本ジュニア選手権(男子12~14歳の部)で優勝。25年1月に日本ゴルフ協会ナショナルチーム選出。勇志国際高に進み、同6月に2歳上の兄・煌心とともに出場したトヨタ・ジュニアW杯で個人、団体戦優勝。得意クラブはドライバーで平�\x87飛距離300ヤード。男子ツアー48勝・中嶋常幸が主宰するトミーアカデミー6期生。164センチ、63キロ。

