
通算8アンダーにスコアを伸ばしてホールアウトし、イ・ミニョン(左)と抱き合う渋野日向子(カメラ・今西 淳)
◆国内女子プロゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディス 最終日(2日、埼玉・武蔵丘GC=6690ヤード、パー72)
31位で出た渋野日向子(サントリー)は5バーディー、ボギーなしの67をマークし、通算8アンダーで13位で終えた。
10番スタートの“裏街道”ながら大勢のギャラリーを引き連れてプレー。序盤から3~5メートルのバーディーパットが決めきれない展開が続いたが、16番パー5で2メートルを沈めて初バーディーを奪った。18番はバンカーから1メートルに寄せ、1番は4―取る、2番は5メートルをねじ込んで3連続バーディー。満面のシブコスマイルがはじけた。
初日は73位と出遅れたが、2日連続でノーボギーの67と復調を見せた。渋野日向子は「チョ~珍しい。2日間できたということは、これからもできていくと思うし、思いたい。1日目が悔やまれますね。でも、やってることは変わらないし、ちょっとずつかみ合ってきた。それがショットにもスコアにも出てる」と自賛した。
主戦場とする米ツアーは直近4戦連続予選落ちで、年間ランクは104位と低迷している。国内4連戦は予選落ち、40位、47位、13位で終えた。日本でのプレーは今年最後となるが「すごく先が明るいなという終わり方ができた。すげぇ、4試合やって良かった。いろいろ試行錯誤しながらやってきたけど、次も頑張れそうだと思える終わり方だった」と語った。
6日開幕の日米共催・TOTOジャパンクラシック(滋賀・瀬田GC)はウェーティング4番手。会場には「行った方が後悔しないと思うので、行こうかなと思ってます。アメリカ側から欠場者が出なきゃ出られない。出られたらすごくラッキーだとは思うので、ただ待つしかできないのが情けない」と話した。
今後は13日開幕のアニカ・ゲインブリッジ・ペリカンに出場。来季シードを逃した場合は米ツアー最終予選会(12月4~8日、アラバマ州)に挑戦する予定となっている。

