賞金トップ23歳を支える母の愛「食べ物、睡眠、居心地の良い空間」 金子駆大が優勝


今季2勝目を挙げ、仲間から水を浴びた金子

今季2勝目を挙げ、仲間から水を浴びた金子

◆男子プロゴルフツアー 三井住友VISA太平洋マスターズ 最終日(16日、静岡・太平洋C御殿場C=7262ヤード、パー70)

 プロ6年目の金子駆大(こうた、23)=NTPホールディングス=が今季2勝目。首位から出て2バーディー、ボギーなしの68で回り、パー70における大会コース記録の通算17アンダーで制した。優勝賞金4000万円を獲得し、今季ツアーで初の1億円超え。賞金ランクトップに浮上し、残り3試合で初の賞金王獲得を目標に掲げた。

 会場で見守った金子の母・久美さん(49)は「3日目は(63と)キレッキレ。最近は長いパーパットを入れたり、去年からめちゃくちゃ成長を感じた」と絶賛した。国内ツアーを戦う長男を「食べ物、睡眠、居心地の良い空間」で支える。自宅では3年前からオーガニック(有機栽培)の食材や調味料を使って調理し、好きなとり鍋や豚しゃぶなどをふるまう。車での移動は母らが運転し、車中の休息や睡眠をサポート。自宅では浄水器で有害物質を除去した水を「トイレもお風呂も全部使っている」と健康面に気を配る。姉・結さん(25)は「駆大はいつも努力していてすごいと思う」と喜ぶ。家族一丸で賞金王へ突き進む。

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