台湾出身の21歳・ウー・チャイェンが初優勝 賞金1800万円を獲得 女子ゴルフ


6番、ティーショットを放つウー・チャイェン(カメラ・豊田 秀一)

6番、ティーショットを放つウー・チャイェン(カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス 最終日(23日、愛媛・エリエールGC=6595ヤード、パー71)

 台湾出身の21歳、呉佳晏(ウー・チャイェン、台湾)が5バーディー、1ボギーの67をマークし、通算15アンダーでツアー初優勝を飾った。優勝賞金1800万円を獲得した。

 2位と2打差の11アンダー首位で出たウーは前半の4番で短いパットを外してボギーとし、木戸愛(日本ケアサプライ)に並ばれた。だが、後半の10番から3連続バーディーを奪い、14番でも伸ばして後続を突き放した。

 台湾・新竹市出身。16歳だった2020年に台湾でプロデビューし、何度も優勝を経験した。母国出身の先輩選手が日本ツアーでプレーする姿を見て「日本でやりたい」と思いを強くした。18歳だった22年11月のプロテストに一発合格。1年目の23年に下部ステップ・アップ・ツアーで3勝を挙げ、賞金女王に輝いた。

 国内女子ツアー58勝を誇るト阿玉(台湾)に師事。「危ないところにいかないように、安全なところに打つこと」という師匠の教えを胸に刻み、日本ツアーで初の頂点をつかんだ。

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