池田勇太が3季ぶりシード復帰「40歳のじいさんでも戦える姿を見せたい」


2番、ティーショットを放つ池田勇太(カメラ・岩田 大補)

2番、ティーショットを放つ池田勇太(カメラ・岩田 大補)

◆男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン 最終日(30日、高知・Kochi黒潮CC=7375ヤード、パー72)

 ツアー通算21勝の池田勇太が賞金ランキング59位で3季ぶりシード復帰を決めた。「みんな大丈夫って言ってくれていたけど、ランキングで下の選手も頑張っていたので、負けず劣らず頑張らないとと思っていた。先週のダンロップフェニックスで決めなきゃいけなかった。のこのこやってしまうところが自分自身のまだ甘いところ」。安堵(あんど)とともに、課題も口をついた。

 最終日は1イーグル、3バーディー、1ボギーの68で回り、通算8アンダーの37位。「もっと(バーディーパットを)入れられれば良かった。今日もずいぶん外したので、なんとなく悔いが残る感じ」と振り返った。

 2022年に首や足、顔などの痛みに悩まされ「顎偏位症」が判明。24年3月に手術を受けた。ゴルフの状態を取り戻したのは、今年11月の三井住友VISA太平洋マスターズから。「どれだけ自分ができるかっていうところしか頭に入っていなかった。(13位だった)フェニックスもギリギリで推薦をもらえて、結果が出せた。チャンスをなんとかつかみ取れたっていうところだけは褒めてあげたい」と笑みも漏れた。

 来季に向けて「久しぶりに開幕から何の気兼ねなく試合に出られる。しっかり準備してやりたい」と意気込んだ。ダンロップフェニックスで40歳の塚田よおすけが9年ぶりの復活優勝を飾った。「僕も(12月に)40歳になって、来シーズンを迎える。40歳のじいさんでも戦える姿を見せたい」と勇太節も飛び出した。

 賞金シード復帰は池田のに加え、ランク36位のスコット・ビンセント(33)、64位の西山大広(27)の3人。

 初の賞金シード獲得は原敏之(34)、古川龍之介(24)、砂川公佑(27)、安森一貴(28)、出利葉太一郎(24)、福住修(22)の6人となった。

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