
紅葉をバックに18番ティーショットを放つ細野勇策(カメラ・今西 淳)
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 25年シーズン最終戦 メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第1日(4日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)
ツアー未勝利の細野勇策(三共グループ)が7バーディー、1ダブルボギーの67をマークした
22歳のレフティーは、グリーンの傾斜がきつい難関の18番パー3でバーディーを奪った。5アイアンで放ったティーショットはピン右6メートルへ。大きく左へ切れるラインを読み切り「しっかり乗せて2パットで行ければと思ってたので、入った時はすごくうれしかった」と白い歯を見せた。4番でダブルボギーをたたいたが、後半に5バーディーを重ねて上位浮上。「すごくいい上がりだったと思う」とかみしめた。
左打ちの日本人選手では1991年にダイドードリンコ静岡オープンで5勝目を挙げた羽川豊以来、日本勢34年ぶりとなる。細野は「羽川さんが勝った試合で優勝できたらすごくうれしいし、羽川さんも喜んでくれると思う」と胸を躍らせた。
今季優勝者や賞金ランク上位者ら30人のみが出場する最終戦。同ランク31位で2年ぶり2度目の出場となった細野は、2日目に向けて「ショットはすごくいい。継続して明日以降もプレーできたら」と見据えた。

