
9番でフェアウェーを走る蝉川(左)と片岡。ともに通算2アンダーの6位
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 25年シーズン最終戦 メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第2日(5日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)
蝉川泰果(24)=アース製薬=の思いを乗せたイーグルパットが、カップに消えた。17番パー5。残り183ヤードの第2打を7アイアンでピン奥6メートルに運ぶと、スライスラインを読み切った。「ドライバーがこんなに曲がったのは初めて。最後に我慢していたご褒美が来た。今日もアンダーパーで回れたのは良かった」。優勝争いに踏みとどまり、安堵(あんど)した。
4日にコースに来場した2002、07年賞金王の谷口徹(57)から、第1ラウンド後にカツを入れられた。ラインを開くと「奇跡は起きるものちゃう。起こすもんや」とのメッセージが届いていた。逆転賞金王へ優勝が絶対条件。「優勝だけを目指すというのは本当に久しぶり。逆転できるように頑張りたい」。23年以来の大会2勝目へ5打差は圏内だ。

