
15番でバーディーを奪えずにがっくりと座り込む吉田泰基。通算10アンダー3位(カメラ・山崎 賢人)
◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー 25年シーズン最終戦 メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 最終日(7日、東京よみうりCC=7002ヤード、パー70)
首位から出た吉田泰基(東広野GC)は、4バーディー、2ボギーの68で回り通算10アンダーで首位と3打差の3位にとどまり、自身初のタイトルを逃した。
初優勝がスルリと手元から滑り落ちた。1番でおはようバーディー。2番でボギーをたたくも3番ですぐにバーディーを奪い取り返した。1つスコアを伸ばして迎えた後半9ホールは10、11番で連続バーディーを奪ってこのまま勢いに乗るかと思われたものの、17番で右の崖下に打ち込んで痛恨のOB。このホールをボギーとし、優勝戦線から脱落した。
それでも、過去2度の16位、14位を大きく上回る成績でフィニッシュ。今季はツアー25戦で2位1度、3位2度を含め7度トップ10入りし、予選落ちは2度だけと抜群の安定感を誇った。3月に結婚した元ゴルフ選手の宮崎樹里さんが全ツアーに帯同し、支え続けてくれたことも大きかった。21日に予定している挙式を控え「花を添えたい」との願いは届かなかったとはえ、二人三脚で激動の25年を戦い抜いた。

