
菅楓華
◇国内女子プロゴルフツアー ▽台湾ホンハイ・レディース 最終日(15日、台湾・オリエント・クラブ)
首位で出たプロ3年目の菅楓華(20)=ニトリ=が6バーディー、3ボギーの69で回り、通算5アンダーで逃げ切った。唯一のアンダーパーで4日間を終え、後続に6打差をつける圧勝。日本、台湾の両女子プロゴルフ協会が共催する新規大会で初代女王に輝き、昨年9月のミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン以来のツアー2勝目を手にした。ツアー屈指の高額大会で優勝賞金約5680万円を獲得した。
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48年ぶりの開催となった台湾で、菅の笑顔が輝いた。初代女王は両手を上げ、歓声を浴びた。「こんなに早く2勝目を挙げられると思っていなかったので、すごくうれしい。難しいコースでアンダーでまわることができたので、自分を褒めてあげたい」。スタート前の3打差を6打に広げる圧勝劇。開幕2戦目で見せたプロ3年目の進化だった。
前半は2バーディーの後、3パットやアプローチのミスで2連続ボギーを出し「焦った」という。だが、ここから冷静に自分に集中。後半にスコアを3つ伸ばして逃げ切った。11番はチップイン、13番では15メートルのフックラインを沈めてガッツポーズを見せた。昨年は開幕3戦の最終日を1位、2位、1位で迎えながら優勝に届かなかった。この1年間について「特にパッティングと気持ちがすごく成長した。プロらしくなった」と語る。
今季ツアー2位の高額賞金大会を制し、5677万5600円を手に入れた。「欲がない」という20歳は、カプセルトイのコンプリートにつぎこむ予定だ。「今すごくハマっているガチャガチャがある。それを無限に回したい」。レモン、グレープなど全6種類の「ピュレグミ リングコレクション」と、おにぎり形のケースに具材をモチーフにした指輪が入っている「おにぎりん具」。「それを全部そろえたい。1回300円ぐらい」とはにかんだ。
今季の目標に、年間3勝と賞金1億円突破を掲げた。開幕から2試合で獲得賞金は早くも6000万円を超えた。「周りを気にせず、自分のプレーに集中できたことが今回の優勝につながったと思う。自信になった。日本に帰ってからも優勝できるように頑張りたい」。新シーズンの主役候補は、真っすぐな瞳で誓いを立てた。
◆菅 楓華(すが・ふうか)2005年5月17日、宮崎市生まれ。20歳。宮崎・日章学園卒。6歳でゴルフを始め、23年11月のプロテストに一発合格。ルーキーイヤーはトップ10入り4回と奮闘。初優勝を挙げた昨季はメルセデス・ランキング4位。得意クラブはアイアンで、迷いのないプレーの速さも魅力。趣味はカラオケとダンス。好きな食べ物は焼き鳥。家族は両親と姉2人。168センチ。

