片岡大育「何が何でも優勝したい�\x8D4差7位から10年前のリベンジへ 男子ゴルフ中日クラウンズ


片岡大育は10年前のリベンジヘ(カメラ・高木 恵)

片岡大育は10年前のリベンジヘ(カメラ・高木 恵)

◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 第3日(2日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)

 前日雷雲接近のためサスペンデッドになった第2ラウンド後に第3ラウンドが行われ、16位で出た片岡大育(Kochi黒潮CC)は5バーディー、ボギーなしの65をマークし、通算8アンダーでトップと4打差の7位に浮上した。「今日一日、本当に完璧なゴルフだった。15番はピンチがあったけど、そこをうまくしのぎきれた。それ以外は本当に危なげなかった。ショットもパットも安定していた」と自らに合格点を与えた。

 1番でピン右奧2・5メートルを沈めてバーディー発進し、波に乗った。4番、6番でもスコアを伸ばし、8番では残り120ヤードの第2打をピッチングウェッジでピン左4メートルに運んだ。「完璧にスライスラインを読み切って取れたバーディー。すごく気持ち良かった」。15番パー5でティーショットを左に曲げ、この日唯一のピンチを迎えた。200ヤード残った第3打をグリーン左までなんとか運び、4オン1パットでパーセーブした。

 「何が何でも優勝したい」と力を込めたのは、10年前の悔しさが今も脳裏にあるからだ。2打差の単独首位で迎えた2016年の最終日。2打リードの17番で、第1打を左に大きく曲げて痛恨のダブルボギー。プレーオフの末に金庚泰(キム・キョンテ、韓国)に敗れ、ゴルフ人生で初めて号泣した。「1回ちょっと勝ちかけたので。やっぱりあれは一生覚えている。コースに来る度に思い出す」。翌年は3位で最終日最終組に挑むも、伸ばしきれず4位に終わった。

 2019年に、6年間守ってきたシード権を喪失。追い打ちをかけるように、20年頃に顔面神経麻痺(まひ)が発症し、スイングに影響を及ぼした。37歳のベテランは苦労を重ねながら、昨年の最終予選会を1位で通過した。「無駄な一打を打たないというテーマが、今の自分のゴルフにもつながっている。4日間を通じてそういうゴルフがしたい」

 17年ダイヤモンドカップ以来のツアー4勝目がかかる。ティーショットが曲がらない片岡は、フェアウェーが狭く狙い所が絞られる和合を苦にしない。「自分に向いているコースだと思うので、チャンスを逃さないように。明日一日、大はまりを期待したい。パターに全集中したい」。10年前のリベンジへ、心は燃えている。

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