
4番、ティーショットを放つ片岡尚之(カメラ・渡辺 朋美)
◆男子プロゴルフツアー メジャー第2戦 BMW日本ツアー選手権森ビル杯 最終日(7日、茨城・宍戸ヒルズCC西C=7464ヤード、パー71)
最終ラウンドが行われ、片岡尚之(ACN)は2位と1打差の単独首位で出て3バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの72で通算8アンダー。岩田寛、タイチ・コー(香港)とのプレーオフ1ホール目でバーディーを奪った岩田に敗れ、昨年の日本オープンに続くメジャーVは逃した。
2番でボギーが先行したが、5番、6番で2連続バーディー。だが、8番パー4でティーショットを右に曲げてOBとし、ダブルボギーで後退した。同じ最終組の出利葉(いでりは)太一郎(フリー)と競り合う中、同組の岩田に15番で逆転される展開に。それでも、16番パー3でピンそば約80センチに寄せるスーパーショットでバーディーを奪って首位に並んだ。
身長171センチと大柄ではない片岡が「新・飛ばし屋」に変身した。平均飛距離は昨季が284・78ヤードで全体65位だったが、今年は298・76ヤードで13位と急上昇。4月に初出場して予選落ちた海外メジャーのマスターズ出場後に「飛距離が全然足りない」と痛感し、全力で振る練習の反復で成果が出た。平均パットで20―21年と昨年1位に輝いたパット巧者は、ツアー屈指の飛距離という新たな武器を手にして3勝目を目指していく。
片岡はプレーオフ後取材に応じた。「寛さんがすごかったです。最終日は自分が不甲斐ないゴルフだったんですけど、寛さんは僕の中でスタートする前から絶対争う相手になるなというのは確信していたので、最初は打っていたんですけど、多分どこかで来るなと思ったら、ちゃんとスイッチ入って追いつかれてしまって、16番でバーディー獲って、17 番 、18 番でいいセーブができたので、それでプレーオフまで持ち込めたのはすごい自分の中で自信になった部分ではありますけど、最後バーディーを獲れなかったのは悔しいですね。
(PO1ホール目のパットのラインは)めちゃくちゃ微妙で、スライスでは読んでいたんですけど、左打ったら抜けそうだなくらいで、(狙いは)左ふちくらいで打ったんですけど、思った以上にスライスしましたけど、最後狙ったところ打てたんで良かったです。
(正規の 18番)セカンドもすごくいいところに出せて、僕の予想だと寛さんはバーディー獲っちゃうんじゃないかなという予想だったんで、チップインくらいの気持ちで3 打目打ちました。
(国内ツアーは試合が空く)ちょっと悔しいんで、リフレッシュできるからちょうどいいかなと、次はJPC(ジャパン・プレーヤーズチャンピオンシップ、7月2日開幕・栃木)もありますし、全英オープンもあるので、そこに向けてしっかり調整したいなと思います」
◆片岡 尚之(かたおか・なおゆき)1997年12月28日、北海道・江別市生まれ。28歳。2歳からゴルフを始める。札幌光星高2年時の2014年に北海道アマを16歳の最年少記録で制覇。同年日本ジュニアで北海道の選手として初優勝。東北福祉大4年時の19年にプロ宣言。21年ジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品で初優勝。25年日本オープンでメジャー初V。特技はダーツ。家族は妻、1男。171センチ、67キロ。

