
トロフィーを手に笑顔を見せる吉田鈴(カメラ・古川 剛伊)
◆女子プロゴルフツアー ヨネックスレディス最終日(7日、新潟・ヨネックスCC=6483ヤード、パー72)
2位に3打差の首位からスタートした吉田鈴(りん、大東建託)は、3バーディー、2ボギーの71で回り、通算8アンダーで念願のツアー初優勝を飾った。一時は1打差3位に後退したが、すぐに再逆転。日本女子ツアー通算4勝の優利(エプソン)を姉に持つ22歳の人気女子プロが新潟でうれしい1勝を手にした。
2打差の3位は木戸愛(めぐみ、日本ケアサプライ)、政田夢乃(なないろ生命)、倉林紅(こう、サーフビバレッジ)の3人。
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姉・福嶋晃子と妹・浩子、姉・堀奈津佳と妹・琴音、姉・岩井明愛(あきえ)と妹・千怜(ちさと)に続いてツアー史上4組目の姉妹優勝。大きな話題となることに吉田鈴は冷静に受け止めていた。
「姉と比べられることは仕方ありません。でも、それは他人の評価。私自身は姉のコピーはしたくなかった。自分のブランドを確立したい」
凜とした表情で言い切った。
姉は、2000年4月17日生まれで現在、26歳。2004年2月21日生まれで現在22歳の吉田鈴は3学年年下。「姉は日本女子アマで優勝し、プロテストにも一発で合格してエリートコースでした。『姉はこうだったね』とか言われることは、内心、良くは思っていませんでした。例えば『同じ体ではないのに、何で同じスイングをしなければいけないの?』と思っていました」
エリートコースの姉に対し、妹はアマチュア時代に大きなタイトルを取ることはできず、プロテストも合格するまで4回を要した。「プロになるまでに時間がかかりましたが、今、その時間は良い時間だったと感じます。自分で答えを出すことが好きでした」と冷静に話す。
現在、優利は米女子ツアーで戦い、今週も全米女子オープンに出場中(第3日終了時点で53位)。日本ツアーで吉田姉妹が同じ試合に出場した時も行動を共にすることは少ないが、決して、姉妹の仲が悪いわけではない。
「姉に反発心みたいものはありません。今朝も姉からメッセージがありました。『がんばれ』という一言とスタンプでした。いつも通りです」と笑顔で楽しそうに話した。
戦いを終えた後、吉田鈴のサインを求めて、約200人が約100メートルの長蛇の列をつくった。ひとりひとりに丁寧に対応し、人気のトッププロとしての存在感を改めて示した。
自身の言葉通り「吉田鈴」のブランドは確立している。(竹内 達朗)

