「ゴルフが好き」藤本佳則の12年216日ぶりの優勝を大学の後輩・松山英樹も喜んだ


藤本佳則

藤本佳則

◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」

 男子ゴルフの藤本佳則が関西オープンで12年216日ぶりの優勝を飾った。2012年、東北福祉大を出て5戦目のツアー選手権を制するなど、トッププロとして活躍。左肩と左手親指の故障の影響で、20年以降は苦境が続いていた。「ゴルフが好きで、あかん時もずっと頑張って来られた結果が今日の優勝」。自分を信じた13年。36歳に涙はなかった。

 3週前の前沢杯で復活への布石はあった。7年ぶりのトップ10で復調モードに入った。「7年? そんなに? 褒めてもっと」と頬を緩めた3位フィニッシュ。海の向こうでリアクションしたのは大学の2学年後輩の松山英樹だった。自身のインスタグラムのストーリーに「嬉しいな。またバチバチやりたい」とコメントを残した。アマチュア時代、松山は藤本の背中を追い、藤本も受けて立った。08年の日本アマ、11年の日本学生選手権と多くの名勝負を繰り広げた。火花を散らし、切磋琢磨(せっさたくま)した仲だ。

 藤本は知人からの連絡で、そのことを知った。「うれしかった。見てくれてるんや、って。世界のトップでやっている人が日本の試合を気にかけてくれていて、自分の結果を知ってくれていた。今は手も足も出ないような存在だけど。ほんまにうれしかった」

 勝者になった関西オープンと同週、松山は米国で海外メジャーの全米プロ選手権を戦っていた。普段は連絡を取り合うことは「全くない」(藤本)という2人。藤本のスマートフォンに届いた「おめでとうございます」のメッセージは、松山からのものだった。(ゴルフ担当・高木 恵)

 ◆高木 恵(たかぎ・めぐみ) 1998年入社。ゴルフ担当と4度の五輪取材(リオ、平昌、東京、北京)を経て編集委員。

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