
2番、ティーショットを放ちドライバーをキャディーの千葉華(右)に手渡す大須賀望(カメラ・中島 傑)
◆女子プロゴルフツアー 資生堂・JALレディス 第2日(4日、神奈川・戸塚CC東C=6487ヤード、パー72)
5位から出たプロ4年目の大須賀望(24)=静ヒルズCC=が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算10アンダーの首位に浮上した。レギュラーツアーに出場したプロで史上最も低い身長146センチが好ショットを連発。ツアー最小兵Vと、宮城県出身者で史上初の優勝を狙う。18歳アマチュアの長沢愛羅(日本ウェルネススポーツ大)、ツアー1勝の永井花奈(29)=ServiceNow=の3人が首位で並んだ。
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身長146センチの大須賀が観客の視線をくぎ付けにした。スーパーショットを放ったのは、2つ伸ばして迎えた11番パー4。残り170ヤードの第3打を6ユーティリティーで1メートルに寄せてバーディーを奪った。12番も1・5メートルのベタピンで連続で伸ばし、連日の自己最少67で首位浮上。「苦手なティーショットをフェアウェーに置けて、セカンドの距離が良くて、パターもラインが見えたのでバーディーが取れた」と笑った。
プロテスト同期の女子プロ・千葉華をキャディーに起用。前週にアースモンダミンカップの練習ラウンド中に今大会の推薦出場が決まり、急きょタッグを組んだ。「予選通過したらラーメン食べよう」など雑談を重ね、大須賀は「過去イチ、笑いながらゴルフができた」と親友に感謝した。
名門・東北高で腕を磨き、23年に4度目の挑戦でプロテストに合格した苦労人。146センチはツアー出場者では最小だ。飛距離など不利な面があるが、パターを打つ際に目線が地面に近く「カップが大きく見える」と利点もある。「一番小さいことが売りになる。自分より小さい人は出てほしくない」と熱く言い放った。
刺激を受ける存在がいる。150センチながら、米ツアー3勝を誇る同学年の山下美夢有(みゆう)。ジュニア時代から仲�\x8C良く「美夢有も小さいのに活躍している。自分も目指したい」。この日の平均飛距離226ヤードは全体99位だが、パーオン率88・89%は同3位。山下ばりのショット精度で攻略した。
サッカーW杯で小柄な170センチでゴールを量産するメッシ(アルゼンチン)にも負けない活躍だ。勝てば149センチでツアー3勝を挙げた馬場ゆかり(43)を抜く最小兵優勝。宮城県出身者として初優勝もかかる。首位と2打差で最終日に臨む大須賀は「まだ名前も知られていないので、地元を盛り上げられるように、今週で覚えてもらえたら」と目を輝かせた。(星野 浩司)
◆大須賀 望(おおすが・のぞみ)2002年2月1日、宮城・黒川郡出身。24歳。父・純さんの影響で5歳でゴルフを始める。東北高卒。22年に4度目の挑戦でプロテスト合格。下部ツアーは23年に初優勝し、26年ヤンマーハナサカレディスで3勝目。レギュラーツアーの最高成績は25年ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンの29位。目標の選手は宮里藍。趣味はカプセルトイ集め。家族は両親、弟。146センチ、52キロ。

