
初日5アンダーでホールアウトした阿部裕樹(カメラ・今西 淳)
◆男子プロゴルフツアー フォーティネット・プレーヤーズ・カップ 第1日(22日、千葉・成田ヒルズCC=7105ヤード、パー71)
ツアー未勝利の37歳、阿部裕樹(フリー)が2度の3連続を含む8バーディー、3ボギーの5アンダー66をマークし、3週前のドラッグストア・コスモスカップに続く自身2度目の首位発進を決めた。「パッティングもすごく入ってくれたし、まずまずいいショットも打てた」。6~7メートルのパットを沈め、バーディーを量産した。
前週の日本オープンは10位フィニッシュ。「すごくタフなコースで4日間オーバーパーがなかった。自分を褒めたい」と自信を深めた。2015年から母校の佐野日大高ゴルフ部の監督を務めている。教え子から届いた「トップ10おめでとうございます」のメッセージがうれしかった。今週の練習日も、自身の試合への準備と並行し、送られてきたスイング動画に助言を返すことも忘れない。
ツアー参戦16年目を迎えた。トレーニングに励み、プロ転向時から体重は10キロ増えた。「飛距離も年々出るようになっている。ゴルフも年々うまくなっているんじゃないかな」と省みた。「子どもたちの見本でいなきゃいけないという気持ちはあるので、自分に厳しくいられる」というのが進化の理由だ。
現在のポイントランキングは60位で、上位65人が得られる来季シードが見える位置でシーズン終盤を戦っている。「そこばかり考えてしまうと、緊張しちゃう。一日一日、気持ち良く自分のやりたいことを続けて、その結果シードを取れたらうれしい」。ゴルフ部のメンバーには常々「予選カットのスコアを考えながらゴルフをするな」と言っている。「自分に置き換えて、目の前の一打に集中して、ベストを尽くしたい」。戦う姿を教え子のハートに届ける。

