
2番ホールでティーショットを放つ藤本佳則(カメラ・横尾 紗知)
◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック 第3日(31日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)
前週のフォーティネット・プレーヤーズ・カップで今季2勝目を挙げた藤本佳則(国際スポーツ振興協会)は28位から6バーディー、1ボギーでこの日のベストスコア66をマークし、通算5アンダーの8位に順位を上げた。「三好(CC)さんは難しいんでね。バーディーをいっぱい取れて良かった」。疲労がにじむ表情が、少しだけ和らいだ。
11番でピン奧4メートルの下りスライスラインを沈めると、12番パー5はグリーン手前からの3打目を1メートルに寄せた。13番パー3はピン右3メートルを決めきり、3連続バーディー。16番パー3でこの日唯一のボギーを喫したが、17、18番はティーショットを右に曲げながら、1パットのパーでしのいだ。
9月のシンハンドンヘオープンから続く連戦は、米ツアーのベイカレント・クラシックを挟み、今大会で8週連続に伸びた。37歳の体は疲れているが「頑張っています」。右太ももが張っている。歩き方も、ティーアップの姿勢もどこかぎこちない。「かっこわるいティーの刺し方とか、ボールの拾い方をしてると思う」と苦笑いで言った。
プロとしてデビューした直後だった。大先輩の中嶋常幸にかけてもらった言葉が、今の藤本の支えになっている。「優勝した次の週が大事だよ。絶対に頑張れ」。連戦と優勝争いで頭も体も疲労困憊(こんぱい)だが、その言葉を思い出せば頑張れる。初日に51位と出遅れながら、歯を食いしばるように、全力のプレーを積み重ねている。
「コースへの苦手意識もじゃっかんある。意気込みすぎると、トツボにはまることは分かっている。ボギーが来てもフラストレーションがたまらないようにして、バーディーが来ても喜びすぎないようにフラットに」。最後の18ホールも、よりよいゴルフを求めて戦い抜く。(高木 恵)

