女子プロゴルフの大山志保(39)=大和ハウス工業=が30日、海外メジャーの全米女子オープン(7~10日)へ向け、成田空港から出発した。首痛で6週間も実戦から遠ざかっているが、11日のリオ五輪代表決定前の最後の大会へ「痛みがあっても気持ちでカバーする。ラストチャンスに勝負をかけたい」と決意を明かした。
五輪への思いが、強行出場を決断させた。「私にとって五輪はメジャー以上に大きな大会。日の丸を背負って戦うのがあこがれ」。多くの選手が不安視するジカ熱も「全く気にしない」と即答。5月下旬に首の右側を痛め、復帰戦となるはずだった先週に今度は左側を痛め「涙が止まらなかった」。力士御用達の整骨院などを回り治療を受けたが、6週間で1ラウンドほどしか練習できていない。
世界ランクは日本勢2番手の41位。全米で代表2人目のイスをかけ、同43位の宮里美香(26)=NTTぷらら=、同45位の渡辺彩香(22)=大東建託=と“直接対決”する。