今季限りの引退を発表した女子プロゴルフの宮里藍(31)=サントリー=が出場するサントリーレディス(8日開幕、兵庫・六甲国際GC)が、日本女子ツアー史上最多の観客数を更新する可能性が2日、浮上した。大会ホームページに「前売り券は予定枚数に達した場合に販売を終了することがある。当日券は会場の混雑状況により販売制限する場合がある」と記され、日本女子プロゴルフ協会関係者も「聞いたことがない」と驚いた。
1988年のツアー制施行後で最多ギャラリーは、藍がメジャー初優勝した05年日本女子オープン(神奈川・戸塚CC)の4万8677人。主催のサントリー広報部によれば、週明けの段階で「昨年比約1・5倍」の前売り券が売れ、5月29日の引退会見後は「さらに伸びている」。昨年は4日間で2万5808人が入場。1・5倍すると約3万9000人の来場者が見込まれ「例年6月に入ると売れるので、今週の土、日曜の状況を見たい」と、販売状況を見て警備員の増員などを検討していく。