◆女子プロゴルフツアー サントリーレディス第3日(10日、兵庫・六甲国際CC=6538ヤード、パー72)
夏晴れの下、今季限りの引退を表明後、初戦となるサントリー所属で50位の宮里藍が、午前8時10分にスタートした。
土曜日ということもあり、早朝から多くのギャラリーが殺到。7時頃に黄色のウェアに緑色のスカート姿の藍がコース入りすると、練習場では周囲に数百人の人だかり。同8時現在で観客数は2524人に上り、宮里が1番ティーグラウンドに上がると一際、大きな拍手と「藍ちゃん、頑張れ~!」という大声援で出迎えられた。
ドライバーでのティーショットはフェアウェー右へ。フェアウェーウッドでの第2打は左ラフへ。ウェッジでの第3打は、ピン右奥4メートルのカラーへ。パターでそれを沈めてバーディー発進を切った。わきあがった「ナイスバーディー」という大歓声と拍手に、冷静に右手を挙げて応えた。
第3ラウンドは平野ジェニファー、ユン・チェヨン(韓国)と同組。1番のフェアウェーを平野と談笑しながら、闊歩(かっぽ)する場面も見られた。2番はパーで、同ホールを終えて通算1アンダーの41位となっている。