米沢、肉焼いて結束高まった!日本2差2位でV射程…ジュニアゴルフW杯


65をマークした米沢

65をマークした米沢

 ◆報知新聞社後援2017トヨタジュニアゴルフワールドカップ第3日(15日、愛知・中京GC石野C)

 日本が男女とも首位と2打差の2位につけ、2年ぶりの団体戦アベックVを視界にとらえた。女子は歌手・浜崎あゆみ(38)の大ファンの古江彩佳(17)=兵庫・滝川二高2年=が今大会自身初のアンダーパーとなる70で回り貢献。西村優菜(16)=大阪・大商大高2年=が68で個人戦首位を守った。男子はムードメーカーの米沢蓮(17)=岩手・盛岡中央高3年=が65の活躍で3位から浮上した。

 男子は“焼き肉パワー”で順位を1つ上げた。ユニークな踊りやギャグで周囲を和ませる米沢が、前夜にチームで訪れた夕食の席では“焼き肉奉行”に徹した。まずは4人合わせてタン13人前。食べ盛りの高校生軍団はロースやカルビの皿もペロリとたいらげた。「トングの持ちすぎで手が痛い」と苦笑いしたが、クラブを持つ手元は狂わせず1イーグルを含むこの日ベストスコアの65。個人戦でも3打差3位の大活躍だ。

 スタミナを付け、炎天下の3日目も誰一人として体力面で消耗することなく「あいつがたくさん(肉を)焼いてくれたおかげで乗り切れた」と主将の関藤は気遣いに感謝。食事中には「チーム一丸で団体戦を戦おう」とあらためて誓い合い、結束を強めた。米沢は「今日のようなゴルフをすればチャンスはある」と逆転での2年ぶりVを見据えた。

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