東北福祉大・片岡尚之、松山先輩に続け!1差2位好発進


首位と1打差の2位で好発進した東北福祉大2年の片岡尚之

首位と1打差の2位で好発進した東北福祉大2年の片岡尚之

 ◆ゴルフ 日本アマチュア選手権第1日(4日、広島・広島CC八本松C)

 14年日本ジュニア(15~17歳の部)覇者の片岡尚之(19)=東北福祉大2年=が7バーディー、2ボギーの67で回り、5アンダーで首位と1打差の2位と好発進した。多くのプロを輩出した同大の強さに憧れて入学した逸材は、OBの松山英樹(25)=LEXUS=に並ぶアマタイトル2冠を目指す。今大会の出場最年長50歳の水上晃男(袖ケ浦CC)が6アンダーで単独首位。

 小技がさえた。片岡は後半1、2番で2メートル半のバーディーパットを沈めると、8番でバンカーからピンそば10センチに寄せてバーディー。5アンダーの1打差2位に「上出来です。パットが入ってくれてよかった」と涼しげに丸刈り頭をかいた。

 北海道・札幌光星高時代に、松山らを輩出した東北福祉大の強さに憧れた。「先輩たちはみんなすごい。練習環境も高校までと比べものにならないくらいすごい」。昨夏から約半年間は腰痛でドライバーを振れなかったが、この間に専用のアプローチ練習場などで磨いた小技が急成長。この日のラウンド前には、帯同するゴルフ部のトレーナーに体のゆがみを矯正してもらうなど、強豪校の強みを生かして好スコアにつなげた。

 この日は上位6人中、3人が東北福祉大の選手で占めた。「周りのレベルも高いので刺激をもらえる。最善のプレーをしたい」。松山は09年日本ジュニア優勝、10年日本オープン3位でローアマ獲得。自身2つ目のアマタイトルで偉大な先輩に肩を並べる。(浜田 洋平)

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