◆女子プロゴルフツアー サマンサタバサレディース第2日(15日、茨城・イーグルポイントGC)
12位から出た吉田弓美子(30)=フリー=が5バーディー、ボギーなしの67で回り、通算5アンダーで首位と1打差2位に浮上。プロ入り前約2年間研修生を務めたコースで、13年以来4年ぶりの大会2勝目に望みをつないだ。日本ツアー初参戦の金楷林(27)=韓国=が6アンダーで単独首位。
思い出深いコースで吉田がV戦線に浮上した。難関の2番で3メートルを沈めるなど5バーディー。「いろいろとコースを知っているのは武器になる。パットのタッチも合っていた」と充実感をにじませた。09年8月にプロテストに合格するまで研修生を務め、プロ入り後の約5年間は所属先だった。ホステスプロとして臨んだ13年大会はプレーオフを制して優勝。従業員全員と記念撮影に納まり、喜びを分かち合った。
今オフにも3度ラウンドするなど親交が続いている。「もう所属ではなくなったけど、いまだに支配人やキャディーさんが応援してくれる。すごくありがたいです。皆さんの期待に応えられるよう頑張ります」。4年ぶりとなる“恩返しV”を目指す。(高橋 宏磁)