ウッズ引退「可能性ある」…プレジデンツ杯開幕前日会見


松山英樹(前列右端)ら世界選抜は地元ニューヨーク・メッツのユニホームを着用して記念撮影に臨んだ(カメラ・高木 恵)

 【ジャージーシティー(米国)27日=高木恵】男子ゴルフの米国選抜と欧州を除く世界選抜による団体対抗戦、プレジデンツカップで米国選抜の副主将を務めるタイガー・ウッズ(41)は27日、開幕前日の公式記者会見で引退の可能性について触れた。今後、競技生活に復帰できない可能性もあるかと聞かれると「もちろんそういう可能性はある。未来はどうなるか分からない」と認めた。

 2月の欧州ツアー、ドバイ・デザート・クラシックを途中棄権し、4月に4度目の腰の手術に踏み切った。担当外科医の指示の下、最近になり徐々にクラブを振り出した。「ようやく60ヤードのショットが打てるようになった。まっすぐ飛ばせるよ」と自虐的なジョークを言う余裕も。「ゴルフに必要な体がまだできていない。自分が前進しているかどうかが分かるには時間がかかる。急ぐもんじゃない」。さまざまな可能性を想定しながら、リハビリを進めていく。

 ◆メッツユニ、松山ら全員背番17

 両チームは27日、練習場でマンハッタンの摩天楼をバックに集合写真を撮影した。共にメジャーリーグのニューヨーク・メッツのユニホームを着用。米国選抜はホームの白地、世界選抜はビジターのグレーを着用した。背番号は2017年にちなんで「17」。野球好きの松山は、笑顔で撮影に参加していた。

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